おちびのグルメ

身長は137cmしかないですが、食べることが大好きなので、gourmetについてゆるくお話します。

映画【聲の形】を観た素直な感想の巻

 

 

「冒頭で号泣してました。」

 

はじめに・・・

あくまでも個人の感想です。

いやいや、そんなことないし!という人がいても、なるべくコメントは控えてください。

 

 

率直な感想を申し上げますと、

親子で鑑賞すると世界観が変わるかも!

 

恋愛感情の部分はもちろんありますが、いじめのシーンなど人間の感情が分厚く語られているのが子供にも観せたいなと思います。

 

 

■展開が理解しやすい

1章1章のストーリーがギュッと詰め込まれているのに、あっちこっちシーンが変わるわけでもなく、内容が理解しやすいのが印象的です。

主人公の石田将也は小学六年生の時に、クラスの転校生である『聴覚障害者』の硝子にいじめをする。しかし、それが後々になって自分に返ってくることが重々に分かるのもほんの20~30分程度で理解できてしまう。

 

 ■将也&硝子の関係性

小学生の頃は、いじめる将也といじめられる硝子でした。

高校生になり、再会すると少しずつ恋愛感情に変わっていく硝子と、昔のことを本当に申し訳ないという気持ちまたは友達になりたい気持ちを持つ将也。

私は2人の関係性が成長していくにつれ、分かり合えるようになっていくのが今の私にはないところだと思いました。

というか、普通ではあまり見かけないですね。

 

■名シーン

・自分が死ぬことで、みんなの罪悪感も無くなる・・・なんていう気持ちで硝子は部屋から飛び降り自殺をしようとしたところ、将也が助けに!

・将也が母親にお金を返し、何もかも無くして自殺しようと考えていたことを、母親は全て知っていた。「自殺するっていうんならこのお金燃やす!」と、少し脅しっぽく聞こえるが、これが母親の気持ちなんだと改めて感じました。

・硝子が自殺しようとするも、将也は必死で手を掴み持ち上げた反動で落ちてしまった!命に別状はないが、集中治療室から普通の部屋に移動はできた。硝子も骨折で済み、母親もホッとしていたが、将也のことが心配になり、妹のゆづると2人で病院内で土下座して謝罪。その瞬間が何とも言えないほどの切なさ。昔は将也に補聴器を潰されまたは無くならされてしまい、腹が立って将也の母親のピアスを付けたまま引きちぎる。そんなこともあったのに今度は自分の娘が人様の息子を殺しそうになった・・・・ここは、母親同士の強さや弱さがグロく、そして辛く描写されていると思いました。

 

■硝子の気持ち

ある日、いつものように将也と橋で話をしていたが、硝子がモジモジ・・・

頑張って声に出して「スキ!」と告白したものの、将也が「ツキ?あ~月綺麗だね。」と伝わず・・・・

その「スキ!」の言い方が可愛すぎてツラ・・・・(笑)

 

 

この映画は、原作があるのですが、

映画だけでも人間の感情というのが、ただただ綺麗に描写されるのでなく、ちょっとの嫌な部分(例えば同級生の川井さんが自分は悪くないもん!私は止めたし、見てただけだもん!と言いわけするところ)が結構描かれてて、理解できて鑑賞しやすいと思います。

 

 

 

では、また。